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2017.09.25(Mon)お役立ち情報

美容院開業にふさわしい立地条件・物件とは?


美容院を独立開業するにあたって、必要な機材や薬剤などを揃えると同時に、物件の選定を行っていかなければなりません。物件の選定は早ければ早いほど設計・改装への着手が早く行われるので、必要機材などを選定する前に行った方がいいと言っても過言ではないでしょう。
今回は美容院開業にふさわしい立地条件や物件について紐解いていこうと思います。

目次
1:開業する都市の規模は?
2:まずは市場調査から
3:ライバル店の調査は必須
4:居抜き物件はリスクがある
5:2階以上の物件は不利なのか?

1:開業する都市の規模は?



開業する都市が地方都市だったり、人口が少なめの都市だった場合、競合店が少なく、また車を使っての移動が当たり前になっています。ですのでさほど神経質に物件選びをしなくてもいいという一面があります。少ない競合店の中でも自分の店を選んでもらうためには、立地よりも技術、雰囲気、価格などが重視されます。逆に大都市では競合店も多く、なかなかいい物件に出会えません。駐車場併設のお店を持ちたいと思っても、家賃との相談になってしまいます。
このように、大都市と地方都市では美容院にふさわしい立地条件や物件が異なってくることを頭に入れておきましょう。

今回は大都市や人口が多めの都市に開業する場合を想定して話を進めていきます。

2:まずは市場調査から



市場調査といっても、なにをしていいのかピンとこない方もいらっしゃるかと思います。ここでいう市場調査とは、あくまで美容院を開業するにあたってふさわしい物件探しのための市場調査です。手間はかかりますが、以下の事をきちんと調査しましょう。

■人口・世帯数
単純に人が多ければ来客数が増えます。また、年齢層も重要です。美容院のターゲットとしている年齢層が多く住む地域がよいでしょう。これらの情報は統計局のホームページや役所の資料などで簡単に調べることが出来ます。人口総数を世帯数で割れば、一世帯あたりの人数が分かります。つまり単身者が多いのか、家族世帯が多い地域なのかも把握できるのです。さらに人口増減数も調べておけば、今後発展していく地域なのか、廃れていく地域なのか、地域の活性度を知ることも出来ます。
これは物件探しにはもちろん、集客についても利用できますので、必ず調べるようにしましょう。

■集客施設の把握
美容院の近くに駅やスーパーマーケット、大規模ショッピングモールがあれば、人の流れがある地域といえるでしょう。もちろん駅周辺はテナント料が高く設定されている場合が多いですが、集客見込みとのバランスを考えて開店を決断するのも間違いではありません。

■交通量と歩行者数
実際に数を数えるのは困難ですが、実際に足を運び、あらゆる時間帯での様子を自分の目で確認した方がいいでしょう。ただ平日と休日では差がある場合が多いので、注意が必要です。例えばオフィス街。平日は勤務のために人が多いですが、休日は全くいない・・・といったことがあります。平日と休日、朝昼晩。計6回も様子を見に行くのは骨が折れることですが、せっかくの独立開業です。そのくらいで音を上げていたら成功できると言い切れるでしょうか。地味な努力こそが実を結びますよ。
他に下記のように様々な事に気を配って物件を選定する必要があります。

・迂回されやすい場所ではないか
・交通手段は整っているか
・覚えやすい場所か

不動産会社の言いなりになってその場で物件を決めると言うことは言語道断です。いくつか候補を出して、自分で調査した上で物件を決めましょう。

3:ライバル店の調査は必須



美容院は増加の傾向をたどっています。ここだ!と思ったエリアには、必ず同業種のライバル店が営業していることでしょう。そのライバル店の調査はしっかりと行い、もしその場所で開店したとしても、継続して調査を行っていく必要があります。物件探しにおいて必要なライバル店の情報は

・美容院店舗の大きさ(坪数)
・お客様の人数
・シャンプー台数
・スタッフ数

これらを調査し、売り上げを想像します。

・サロンの階数
・鏡面の数
・スタッフ人数
・技術レベル
・定休日
・メニュー料金

これらの項目をしっかりと表にまとめて、自分の店とどの程度競合しているかをチェックします。10件ほどデータを集めれば、その場所(物件候補地)で自分の店がどの程度の売り上げが上がるかを想定することが出来ます。ここから物件の選定をしたり、お店のコンセプトも決めることが出来ます。市場調査でも書きましたが、何事もデータ集めです。

4:居抜き物件はリスクがある



資金節約のために閉店した美容院を少しだけ改装して開店する、いわゆる居抜き物件での開店を考えている方も少なくないと思います。しかし、居抜き物件というものはリスクがつきまとうことを忘れないようにしましょう。前店舗の固定客が来てくれる期待もありますが、お客様は閉店した店舗の技術や雰囲気を気に入って来店していた方々です。次に開店した店にそのままスライドしてくれる保証はどこにもありません。
また、閉店した理由が経営不振だった場合、そもそも立地条件が悪かったともいえます。立地条件が悪い物件にわざわざ入居するのは本末転倒でしょう。
そして「閉店した」「その後に入った店」というのは、イメージはあまりよくありません。周辺の他業種店舗はもちろん、近隣住民からも噂になるでしょうし、悪いイメージを払拭することは簡単なことではありません。
このような理由から、よほどの理由がない限りは居抜き物件は避けた方がいいといえるでしょう。

5:2階以上の物件は不利なのか?



繁華街での開店、また郊外で3階建て程度の商業物件で開店を模索している場合、どうしても1階の物件が空いていない場合があります。立地条件的にも優れているのに、2階以上になっていまうケースです。このような場合、「2階以上の物件は不利なのではないか」と躊躇してしまうと思います。
しかし結論から言えば「2階以上の店舗でも問題なし」です。これがもし飲食店の場合、「通りすがりの人」がターゲットに入ってくるため、1階の方が断然有利でしょう。しかし美容院の場合は飛び込み客は少なく、定休日、営業時間、コンセプトをお客様があらかじめ調査し、その上で予約を入れて来店して頂く場合が多いです。ですので階数は特に関係がないのです。テナントの場合は階数が上がるほど賃料が安くなるので、そういった面でもお得ではあります。
しかし、「ここに美容院があるよ」という潜在的なアピール面では2階以上の店舗は弱いといえるでしょう。もしも地域的に禁止されていないのであれば、立て看板などをテナント前に設置させてもらうなどして、美容院が存在していることをアピールする努力をするべきです。また、リピーターになって頂くためにも、なるべくエレベーターがある物件を選んだ方がお客様視点では好ましいといえます。

現在、全国に美容院は20万店舗以上あります。その店舗数は年々増加しており、力がない美容院は淘汰されていくのが現状です。淘汰されないためにもしっかりと調査し、調査結果をデータ化した上で、物件選びにはもちろん、集客などにも生かしていくようにしましょう。

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